のらぼう菜は、東京都あきる野市や埼玉県飯能市周辺で古くから育てられてきた「江戸伝統野菜」の一つです
江戸時代、未曾有の飢饉に襲われた際、当時の名主がのらぼう菜の種を配り、栽培を推奨しました。他の作物が育たない中、寒さに強いのらぼう菜が人々を飢えから救ったという「救荒(きゅうこう)作物」としての歴史があります。
「野良(のら)」に「ぼうぼう」と生えるほど強い、あるいは「野良に生える棒のような菜」から「のらぼう」と呼ばれるようになったと言われています。
のらぼう菜の特徴
①穏やかでマイルド:クセが少なく、軽くてやさしい味わい。
②ほんのり甘み・草味:弱い甘味とやや青味のある爽やかな風味。
③水分多め・ほくほく感少なめ:加熱すると柔らかく、素材の旨味が出る
④穏やかな味で調理法や味付けがしやすい
目次
のらぼう菜のおすすめの食べ方
お浸し・和え物
- コツ:茎が太いので、先に茎を30秒ほど茹で、その後に葉を入れてさらに30秒。
- 味付け:マヨネーズ和え、胡麻和え、辛子醤油などが抜群に合います。
のらぼう菜のペペロンチーノ
- ニンニクと鷹の爪、オリーブオイルで炒めます。
- 茎の甘みが油と絡むと、まるで高級な洋野菜のような味わいになります。
のらぼう菜の栽培方法




種まき:9月上旬 〜 10月上旬
- 寒さに当てることで甘みが増すため、秋まきが基本です。
植え付け:10月 〜 11月
- 株が大きく広がるので、株間は40〜50cmと広めにとります。
収穫時期:3月上旬 〜 4月中旬
- 春先に花芽が伸びてきたら、手で「ポキッ」と折れる柔らかい部分を収穫します。
栽培のポイント
- 摘芯(てきしん)が鍵: 最初に中心から伸びてくる太い茎を早めに収穫(摘芯)すると、そこから脇芽(側枝)が「のらぼう」に生えてきて、収穫量が倍増します。
- 寒さに当てる: 霜が降りるような寒さに耐えることで、凍結を防ぐために糖分を蓄え、甘みが一層強くなります。


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