愛知県尾張地方(主に尾張地域)で古くから栽培されてきた伝統野菜です。
名前の由来は、完熟すると果梗(つるの付け根)から自然に落ちやすいことから「落瓜」と呼ばれています。
成立年代の文献は少なく、 江戸時代以前から地域栽培が行われていた可能性が高いです。
落瓜の特徴
・長円形で灰緑色の皮に銀白色の縞模様
・800g〜1kg
・淡緑白色で緻密・柔らかい
・強い香り
・完熟すると自然に落ちる
・甘味はやさしく、爽やかな香り
・果汁が多くスッキリ
・若採りしたものは漬物、完熟〜過熟だと生食
目次
「出回らない」理由
落瓜が一般市場(スーパーなど)に ほとんど出回らない主な理由 です
- 地域限定の伝統系統で栽培量が少ない
- 収穫タイミングが難しい(完熟すると落下しやすい為、市場流通しにくい)
- 日持ちが短い(長期陳列に向かない)
- メロンにおされがち
落瓜栽培

株式会社アサヒ農園(HP)
数量: 1.8ml(約82粒)
生産地:岐阜県
発芽率:85%
種まきの時期

| 作業 | 時期 |
|---|
| 種まき | 4月中旬~5月上旬 |
| 定植 | 5月上旬~中旬 |
| 開花 | 6月 |
| 収穫 | 7月~8月 |
STEP
土づくり
- 日当たり・水はけのよい場所
- 植え付け2週間前に苦土石灰
- 1週間前に堆肥+元肥(窒素控えめ)
- 連作は避ける(ウリ科は3~4年あける)
STEP
種まき
発芽適温:25~30℃
適正PH:pH 6.0~6.5(弱酸性)
株間: 80~100cm
・ポットまきが安全(1ポット2~3粒)
・本葉2~3枚で1本に間引き
・本葉3~4枚で定植
STEP
仕立て方
落瓜は 子づる~孫づるに実がつきやすい です。
- 本葉5~6枚で親づるを摘芯
- 子づるを2~3本残す
- 孫づるに着果させる
放任でもできますが、整枝した方が実付き安定
STEP
受粉
- 朝(9時頃まで)に人工授粉が確実
- 雄花の花粉を雌花の柱頭に軽くつける
自然受粉でも実はつきますが、天候次第で不安定です。
STEP
水やり
- 乾燥しすぎない
- でも過湿にしない
⚠️ 着果後に水を与えすぎると味がぼやけます。
STEP
収穫の目安
名前の由来どおり、
✔ 果梗が細くなり
✔ 自然にポロッと落ちる
これが完熟サインです。
落ちる直前が一番甘く、香りが強くなります。
病害虫対策
- うどんこ病
- べと病
- ウリハムシ
風通しを良くし、早めに葉を整理。
敷きわらをすると病気予防になります。
栽培のコツ(おいしく作る)
- 1株3~4果に制限すると甘くなる
- 追肥は着果後に1回程度
- 完熟まで我慢する
家庭菜園向き
- 草勢が強い
- 比較的育てやすい
- メロンより失敗しにくい


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